事業分野 : 配電システム , 信号システム , 情報通信

高輪ゲートウェイ駅新設

JR東日本の推進する品川開発プロジェクトにおける街の中核として、2020年3月高輪ゲートウェイ駅が開業しました。高輪ゲートウェイ駅では駅と街が一体的に感じられる、景観に配慮した電気設備となっています。
弊社では新駅舎の電気設備の新設、開業に向けて数次にわたって行われた品川駅周辺での大規模な線路切換に伴う電気設備の調査・設計を実施しました。
建築家 隈研吾氏による駅舎デザインを最大限に発揮するため照明設計には特に力を入れ、美しい駅の開発に貢献しました。また煩雑になりがちな電気設備も、駅舎のデザイン性を損なわないような工夫を重ね、必要以上の露出を減らしています。

▲JR東日本提供

▲JR東日本提供


担当者の感想

電力設備担当者

この駅はデザイン性と機能性を両立させるため、通常お客様からも見える位置にあるホームのケーブルルートも可能な限り隠す必要がありました。建築設計会社と構造について調整の結果、問題を無事解決し施工に結びつけることが出来たことを嬉しく思います。

信号設備担当者

設計着手段階では、まだ線路切換工事前であるため、線路も敷設されていない状態から土木図面を基に、新設する信号設備を信号図面に落とし込み、机上検討を行いました。現地に何もない状態から徐々に線路が敷かれ、線路切換を行い、駅舎が完成していく過程で、信号設備の設計という形で貢献できたことは、設計者として自信につながりました。